乾燥から守るスーパーヒアルロン酸

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乾燥から守るスーパーヒアルロン酸

ヒアルロン酸という言葉自体は巷にあふれていますから「美容にいいみたい」ということをご存じの方が多い、美容成分としてはごくポピュラーなものの一つです。
ヒアルロン酸はもともとゼリー状の成分で、人が皮膚や関節、眼などに持っています。少しの量で、たくさんの水分を蓄えることが出来るという性質を持っています。関節をなめらかに動かしたり、お肌の水分量を保って潤いとハリを持たす役割をしています。ただし赤ちゃんの時がその保有量のピークで、年令と共にだんだんと減少するものです。

減ってしまうならどうにかして補充したいところですが、ヒアルロン酸自体は分子の大きさがお肌の角質層の隙間よりも大きいので、外側から入れ込もうとしても入ってくれません。それに分子の大きさが大きければ、使用感としては粘度が高くベッタリとした感じになります。加えてお肌の外側に塗っても、塗った途端にその効力が減っていくというの従来のヒアルロン酸だったのです。
そこで開発されたのがスーパーヒアルロン酸です。このスーパーヒアルロン酸と、従来のヒアルロン酸。いったい何が違うのでしょう。

 

 

スーパーヒアルロン酸とは

良質なヒアルロン酸は、鶏冠などからとられます。しかしかなり高価なものでした。それが乳酸菌や連鎖球菌などから大量生産することが可能になってから、比較的安価な化粧品などにも使われるようになりました。しかし角質層の隙間の大きさよりも大きいので、お肌内部に浸透して働いてくれるということはありません。そのヒアルロン酸をアセチル化することによって分子を小さくしたものが、スーパーヒアルロン酸です。分子の大きさが小さくなったことでベッタリとし使用感はなくなり、サラッと使い心地が良いものとなりました。

 

スーパーヒアルロン酸

 

スーパーヒアルロン酸の働き

分子の大きさが小さくなったことで、角質層の隙間から通り抜けて肌の中で働いてくれるのか!と期待しちゃいますが、それは叶いません。しかしアセチル化することによって得た、優れた親水性(水分を取り込んで手放さない)と親油性(皮脂膜と馴染んむ)で、肌に留まって水分を蓄え続けてくれるのです。1グラムのスーパーヒアルロン酸で、6リットルの水分を蓄えることが可能なのです。この能力は、ヒアルロン酸の2倍です。
また例えばグリセリンなどは湿度が高いときには空気中から水分を集めて肌に与え、湿度が低くなると水分を肌の奥から取り上げてしまうという特性を持ちますが、ヒアルロン酸はどんな時でも空気中から水分を詰め取り込むのです。


この特性をそれ以上にして、更に持続性を高めたものがスーパーヒアルロン酸なのです。これがお肌に塗った時に、保湿成分として働いてくれる理由。シワやたるみには、乾燥が一番イケマセンよね。その乾燥からは、お肌を確実に守ってくれます。ですから、お肌の水分量を増やしてくれると言われる食物を積極的に摂って増やした水分量を、乾燥などで持って行かれないよう、スーパーヒアルロン酸で保護するというのは有効でしょう。(梨などは、画期的にお肌の水分量を増やしてくれる食べ物ですよ!)余談ですが、プチ整形などでヒアルロン酸を注入しますよね。ヒアルロン酸が半年しか持たない中で、スーパーヒアルロン酸であれば一年持つそうです。

 

 

スーパーヒアルロン酸の副作用

体内に存在するものですから、今の所これといった副作用は報告されていません。40才ごろから急激に減少する一方のヒアルロン酸。健康食品などで直接体内に取り込んだりするのは良いことと言われています。