コエンザイムQ10がアンチエンジングに重宝されるワケ
アンチエイジングに有効!ということで注目を集めてから、8年近くが経ったこのコエンザイムQ10。今でも変わらず人気があります。化粧品にももちろんですが、ダイエット食品製品などにも多く取り入れられています。このコエンザイムQ10がどうしてアンチエイジングに有効なのでしょうか。
コエンザイムQ10とは?
コエンザイムQ10とは、もともと身体の中にある補酵素です。身体のすべての細胞にコエンザイムQ10は存在しています。特に心臓、肝臓、腎臓などの臓器に多く含まれ、以前はうっ血性心不全症状などに処方されていた医療用医薬品でした。これが2004年の化粧品基準の改正で、化粧品にも利用されることが可能になりました。それでブームになったんですね。
コエンザイムQ10の働き
コエンザイムQ10は、細胞の再生を促進する働きを持っています。新陳代謝の機能の向上や、皮膚の再生能力を活発にする効果があるのです。また強力な抗酸化物質としても知られています。老化を「サビる」と表現したCMがありましたよね。そのイメージをすると解りやすい。「サビ」は「酸化」ですから、抗酸化物質というものはその「サビ」を防ぐものと考えてくださいね。抗酸化物質は、サビと戦っているのです。ですから抗酸化物質の代表格とされるコエンザイムQ10は、化の原因とされる「活性化酸素」と懸命に戦ってくれるのです。
年齢とともに減少するコエンザイムQ10
もともと身体にあるコエンザイムQ10は、体内で生成されるものと食事から摂り入れるものとありますが、体内での生成、この能力が20才前後を境に急激に低下してしまうのです。20才はお肌の曲がり角というのは、そういう事からも「言えてる」ことですよね。
40才を超えると生成どころか体内にあるコエンザイムQ10も、どんどん減ってしまいます。これを食べ物で補おうとすれば、ピーナッツを一日に1キロ以上食べ続けろ!という難儀なものになってしまいます。そんなことをすれば、もともと代謝が落ちているところに来て、太ってしまうではないですか!コエンザイムQ10が脂肪の燃焼を助けてダイエット効果があるとされていても、追いつきません。
ですからお肌に対してのアンチエイジングでは、化粧品などでお肌に直接叩き込むというのが有効でしょう。それで化粧品に含まれるモノが人気なのです。ハリや潤いの肌を保つ効果があるとされています。
コエンザイムQ10の副作用
医療の現場で30年以上使われてきて、いまだにこれといった副作用は報告がありません。一度に大量を摂取すると軽い胃腸症状が見られたとありますが、一日30mg以上を摂取になければそれすらもありません。あくまでも摂取する場合ですから、お肌に付けるなどには影響はないと考えていいでしょう。ただし、体内で生成されているものを摂取しても消化器で分解されてしまうので、どれだけ残って働いてくれるのか?という疑問により、効果が怪しいとする人も居ます が、多くの人が「効果があった」としているのも事実です。ただし、身体で活発に作っている年齢時に摂取したりすれば、身体が怠けて作らなくなる可能性もありますので、やはり「衰えてから使用する」ということには気をつけたほうがいいでしょう。